令和時代の新事業創造セミナー 2021年9月13日開催のお知らせ
一般社団法人 日本パブリックアフェアーズ協会は、2021年9月13日(月)に「令和時代の新事業創造セミナー~官民連携による社会課題を起点とした産業・事業プロデュース~」と題するウェビナーを開催いたします。
今般の新型コロナウイルス感染拡大により、企業はデジタルトランスフォーメーション化の急進展など様々な社会経済環境の変化を経験し、そのような激動の時代の中、既存のルールでは必ずしも対応できず、官だけでは解決できないイシューが山積みとなる現状を目の当たりにしました。ポストコロナ時代においてはこれまで以上に官民が連携しての社会課題解決が求められており、企業が自らの事業戦略に即して積極的にルールメイキングに参画する「パブリックアフェアーズ」の概念を実践することが、急速な事業環境変化の中での企業成長や、イノベーション、産業・事業プロデュースにとっても不可欠となっています。
カーボンニュートラルに向けた世界的潮流や、ヘルスケアなど様々な分野におけるデジタルトランスフォーメーションの加速など、産業が旧来の姿から大きく形を変えうる昨今においては、新たな社会環境を前提とした官民連携による産業・事業プロデュースが重要となり、各府省庁においても数々の官民連携事業が立ち上がっています。
このように官民連携は新たなフェーズを迎えており、政府や地方自治体が企業と持続的に連携し、相互利益をもたらす関係を構築していくために企業はどのようにあるべきかが改めて問われています。そこで、今回のセミナーでは、経済産業省の描く政策の方向性や、新事業創造における官民連携の可能性・考え方をわかりやすく解説するとともに、社会課題を起点に官民が連携して産業・事業プロデュースに成功している先行的な取り組みを紹介し、今企業に求められる新事業創造の在り方についての視座を皆様にご提供します。
セミナー前半では、経済産業省大臣官房総務課長の井上博雄氏から、同省の重点政策である経済産業政策の新機軸の要点について、株式会社アート&エコロジー代表取締役の竹内孝明氏から持続的社会を築く事業創造、官民連携について、それぞれご講演頂きます。その後の会場参加型のパネルディスカッションでは、官民連携での事業創出に積極的に取り組む企業から事例を紹介頂くとともに、新たな社会経済環境での「新事業創造」をどのように企業として進めていくべきか、登壇者全員で議論します。
【セミナー概要】
主催: 一般社団法人 日本パブリックアフェアーズ協会
日時: 2021年9月13日(月)18:00~20:00
形式: Zoomによるオンライン開催 (詳細はお申込み後にご案内します。)
定員: 100名 (定員を超えた場合は抽選となります。)
会費: 無料
申込: 下記のいずれかの方法でお申し込みください。
①Peatix(https://jpaa0913.peatix.com)
②メール(会社名・参加者全員の氏名・メールアドレスをinfo@j-paa.jpまでご連絡ください。)
【プログラム】
■ 18:00 – 18:10 日本パブリックアフェアーズ協会 概要説明 (理事 酒井光郎)
■ 18:10 – 18:40 講演 「経済産業政策の新機軸」
(経済産業省 大臣官房総務課長 井上博雄 氏)
■ 18:40 – 19:00 講演 「持続的社会を築く事業創造、官民連携(仮題)」
(株式会社アート&エコロジー 代表取締役 竹内孝明 氏)
■ 19:00 – 20:00 パネル討議・Q&A
「激動の令和時代における『新事業創造』をどのように企業として進めていくべきか」
⮚ モデレーター:
- 慶應義塾大学大学院経営管理研究科特任教授、日本パブリックアフェアーズ協会理事 岩本隆
⮚ 登壇者:
- 経済産業省 大臣官房総務課長 井上博雄 氏
- 株式会社アート&エコロジー 代表取締役 竹内孝明 氏
- 川崎重工業株式会社 水素戦略本部 副本部長 執行役員 西村元彦 氏
- オムロン株式会社 執行役員 イノベーション推進本部長 石原英貴 氏
【講演者紹介】
■ 井上博雄 氏 (経済産業省 大臣官房総務課長)
東京大学法学部卒業。通商産業省入省(資源エネルギー庁長官官房総務課)。資源エネルギー庁公益事業部開発課、大臣官房総務課、環境立地局地球環境対策室を経て2002年に米国ハーバード大学留学。内閣府規制改革・民間開放推進室、経済産業政策局企業行動課長補佐、産業技術環境局環境政策課長補佐(政策企画委員)、大臣官房秘書課長補佐(政策企画委員)、大臣官房人事企画官、内閣府原子力災害対策本部原子力被災者生活支援チーム参事官、経済産業政策局産業再生課長、日本機械輸出組合・日本貿易振興機構ブリュッセル事務所長などを経て、2020年より現職。
■ 竹内孝明 氏 (株式会社アート&エコロジー 代表取締役)
東京電力株式会社、株式会社ボストンコンサルティンググループ(BCG)プロジェクトマネジャー、ウルシステムズ株式会社を経て、2004年に株式会社ドリームインキュベータ(DI)に執行役員として参画。2020年に株式会社アート&エコロジー(A&E)創業。20年を超えるコンサルティング活動では、ICT、エネルギー、ヘルスケア、自動車、電機などテクノロジー分野を中心に、事業創造、成長戦略、R&D戦略、M&A/提携支援など、「創造型プロジェクト」を数多く手掛ける。インキュベーションに携わったベンチャー企業のうち5社がIPOを実現。A&Eでは、地球のサステイナビリティとヒトの幸せを狙った事業創造に取り組む。認知症予防領域のスタートアップ、M I G株式会社の社外取締役も兼務。東京大学理学部卒、マサチューセッツ工科大学(MIT)工学系大学院 技術&政策プログラム修了(MS)。
■ 西村元彦 氏(川崎重工業株式会社 水素戦略本部 副本部長 執行役員)
1987年 川崎重工株式会社入社。事業部門で高速増殖炉や微粉炭ボイラ等の発電システムの開発・設計に従事。2004年 技術開発本部において、モーターサイクルエンジン、発電用ガスエンジン他の開発担当、課長職を経て、2010年 熱プラントシステム全般を所掌する研究部の部長に就任。水素関連の技術開発に携わる。2013年 水素プロジェクト部長となって事業開発を推進、2015年 水素チェーン開発センター副センタ―長、2019年 同センター長、2021年に現職。課長、部長時代には、量産大型スポーツモーターサイクルとしては、世界初の機械過給エンジン搭載モデルである世界最速のNinja-H2R/H2の開発に携わる。また、液化水素の大量海上輸送を含むサプライチェーンの世界初となる実証を推進するため、2016年に設立された技術研究組合 CO2フリー水素サプライチェーン推進機構 HySTRAにおいて、事務局長と技術開発部長を務める。
■ 石原英貴 氏(オムロン株式会社 執行役員 イノベーション推進本部長)
2003年4月 ソニー株式会社入社.。2010年4月 株式会社ドリームインキュベータ入社。2018年4月 オムロン株式会社 イノベーション推進本部出向、同本部 プロジェクトマネジメント室長。2020年4月 オムロン株式会社入社、イノベーション推進本部 副本部長。2021年3月 同社 イノベーション推進本部長に就任(現任)。2021年4月 同社 執行役員に就任(現任)。
■ 岩本隆 氏 (慶應義塾大学大学院経営管理研究科 特任教授、日本パブリックアフェアーズ協会 理事)
東京大学工学部金属工学科卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院工学・応用科学研究科材料学・材料工学専攻Ph.D.。日本モトローラ株式会社、日本ルーセント・テクノロジー株式会社、ノキア・ジャパン株式会社、株式会社ドリームインキュベータ(DI)を経て、2012年より慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)特任教授。外資系グローバル企業での最先端技術の研究開発や研究開発組織のマネジメントの経験を活かし、DIでは、技術系企業に対する「技術」と「戦略」とを融合させた経営コンサルティングや、「技術」・「戦略」・「政策」の融合による産業プロデュースなど、戦略コンサルティング業界における新領域を開拓。KBSでは、「産業プロデュース論」を専門領域として、新産業創出に関わる研究を実施。
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