第3回中小企業の生産性革命を実現する議員連盟に理事岩本隆が登壇
一般社団法人 日本パブリックアフェアーズ協会は、2021年4月20日に衆議院第一議員会館で開催された「中小企業の生産性革命を実現する議員連盟」の第3回総会(橋本岳 会長、石﨑徹 事務局長)へ協力団体として出席しました。
昨今の新型コロナウィルス感染症は我が国の経済界に多大なダメージをもたらすと共に、テレワークやそれに伴うICTツール導入は急速に普及しており、また今後、数年ごとに起こるであろう、こうした天災・パンデミックに備えること、すなわち、一時的な対応ではなく、企業の在り方の抜本的な変革が中小企業にも求められています。
今回は前回(第2回総会)のメインテーマであった「WorkTech(ワークテック)による潜在的フリーランスの活用と経済成長」に関する議論を深めるとともに、新たなテーマとして「従業員エンゲージメント」を取り巻く環境と政策的推進策について検討しました。企業と従業員の心理的結びつきの強さを表す従業員エンゲージメントに関する市場規模は右肩上がりに成長しており、新型コロナを原因としたコミュニケーション頻度の低下やメンタルヘルスの観点からも現在、注目を集めており、実効的かつ大局的な支援策が求められています。
本会では、有識者として当協会理事である慶應義塾大学大学院経営管理研究科の岩本隆特任教授が「持続的な企業価値向上と人材戦略に関する一考察~従業員エンゲージメントの企業経営への活用とその推進策~」をテーマに講演。さらに、従業員エンゲージメントサーベイのサービス事業者から最新の事例や政策的要望と、そのユーザーである中小企業の経営者よりエンゲージメント経営の成功事例の発表がありました。
関係省庁からは内閣官房、厚生労働省、経済産業省、中小企業庁、公正取引委員会、金融庁が出席し、質疑応答では、政産官学を交えて活発な議論が行われました。
本議員連盟では、さらなる中小企業の生産性革命を実現すべく、省庁の枠にとらわれない実効的な政策を検討するとともに、必要な法制度改正も含めた骨太かつ大所高所の検討を行って参ります。
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